2011年5月7日土曜日

民主党代表選、きょう投開票!菅氏は輿石氏に処遇示?

 民主党代表選は選挙戦最終日の13日も首相、菅直人と前幹事長、小沢一郎のつばぜり合いが続いた。

 「以前も、『天の声にも変な声がある』ということも起きた」

 13日午後、国会内で開かれた菅選対の拡大役員会。選対本部長の前参院議長、江田五月(さつき)は32年前の永田町の名場面を引用しながら、陣営の引き締めを図った。 Perfect World rmt


 江田の念頭にあったのは現職首相、福田赳夫が大平正芳に敗れた昭和53年11月の自民党総裁選。選挙戦中、優勢が伝えられていた福田は、党員投票による予備選で大平にまさかの大差をつけられて本選辞退を余儀なくされた。「天の声にも…」は敗れた福田が漏らしたものだ。江田は福田の二の舞いだけは避けたいと思っているのだろう。

 菅 くろネコ RMT
も、なりふり構わぬラストスパートをかけた。

 「400人で内閣を作るって発想でいこう」

 13日、衆参の議員会館を戸別訪問した菅は、若手議員にこう声を掛けて回った。党所属の国会議員は411人。菅の言葉は、「自分が再選されれば、君も内閣の一員だ」という露骨な人事手形にほかならない。

 参院議員会長、輿石東(こし
いし?あずま)とも面会し「どういう形になるかは別として、輿石先生にもぜひ…」と、“処遇”をちらつかせた。

 小沢支持派の衆院議員、小宮山泰子も菅の訪問を受けたが、「今は公務の時間じゃないんですか?」と嫌みをぶつけた。菅は作り笑顔で「お騒がせしてます」とやり過ごした。

 一方、小沢は徹底的な組織戦を展開した。日本歯科医師会
、全日本トラック協会、連合…。午前中だけで8団体をはしごした。各団体から支援を受ける議員への無言の圧力だった。

 元首相、細川護煕(もりひろ)も同日夜、都内のホテルで中間派の議員を含む約20人と会い、「この局面を乗り切れるのは小沢さんしかいない」と側面支援した。

 小沢側近の副代表、山岡賢次は13日夕の記者会見で「地
方議員や党員票で負けたとしても、国会議員の数で十分カバーできる」と強調した。ただ、ここにきて小沢陣営に不協和音が聞こえ始めた。ある小沢支持派の中堅議員はぼやく。

 「この1カ月、小沢さんのアポイントを取ろうとしたが、一部の側近議員が会わせてくれなかった…」

 2週間の選挙戦で、決して交わることのなかった2本のレール。
2人の雌雄は14日に明らかになる。=敬称略(船津寛)

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引用元:レッドストーン rmt

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